手首の痛みを感じると、生活の中でどうしても気になってしまうでしょう。手首が痛い場合、ドケルバン腱鞘炎やガングリオンなど、さまざまな原因が考えられます。この記事では、手首の痛みの原因や対処法、予防方法などについて詳しくご紹介します。
手首の痛みの原因は?
手首がいつの間にか痛い、特定の動作で痛むなどで、ストレスを感じていませんか?まずは、手首の痛みの原因について詳しくご紹介します。
ドケルバン腱鞘炎
手首の親指側が痛む場合、ドケルバン腱鞘炎(けんしょうえん)が疑われます。これは、親指を伸ばすときに使う2本の腱が、スムーズに動くために大切な腱鞘という部分で炎症を起こしてしまう病気です。
大きな物を持ったり、タオルを絞ったり、思わず手をついたりしたときに、親指の付け根から手首にかけてズキッとした痛みを感じることがあります。親指の付け根の関節の痛みと間違えやすいのですが、ドケルバン腱鞘炎は腱の炎症が原因です。根本的な解決のためには手術が選択されることもありますが、それ以外にも痛みを和らげるための方法もありますので、お医者さんとよく相談するようにしてくださいね。
ガングリオン
手首、特に手の甲側にぷくっとしたしこりがある場合、ガングリオンかもしれません。これは、関節や腱を包む袋の一部が破れて、その周りの組織を巻き込みながら膨らんで、袋状の塊ができてしまうものです。手首を内側に曲げると、このしこりが張って痛みを感じることがあります。
もし、ガングリオンがあっても特に痛みもなく、見た目以外に気になることがなければ、無理に手術などをする必要はありません。ただし、それが本当にガングリオンなのかどうか、そしてほかに問題がないかを確認するためにも、一度は整形外科や整体院などに相談してみましょう。もし大きくなってきたり、痛みが強くなったり、神経が圧迫されてしびれや動かしにくさが出てきたりする場合には、検査が必要になります。
キーンベック病
手首の真ん中あたりにある月状骨(げつじょうこつ)という骨の血の巡りが悪くなり、骨がもろくなってしまう病気が、キーンベック病です。残念ながら、なぜ血の巡りが悪くなるのか、はっきりとした原因はまだわかっていません。この病気が進むと、月状骨が少しずつ崩れてしまい、手首の痛みや動きにくさが現れます。初期の段階では、レントゲン写真だけでは判断が難しいことが多く、MRI検査が必要になることもあります。対処方法は、病気の進み具合によってさまざまで、安静にして様子を見る場合から、手術が必要になる場合まであります。
変形性手関節症
変形性手関節症(へんけいせいしゅかんせつしょう)も考えられます。これは、手首の関節の軟骨がすり減ったり、骨が変形したりすることで痛みが生じる病気です。以前に手首の骨折をしたことがある方や、手を強くついて手首が腫れたけれど骨折はなかったという経験がある方に起こりやすいといわれています。もちろん、特に心当たりのない方でも発症することがあります。手首の痛みが続くようでしたら、一度専門医に相談して、ご自身の関節の状態を確認してもらいましょう。
変形性遠位橈尺関節症
ドアノブをひねろうとしたり、手を強くついたりしたときに、手首の小指側が痛む場合、変形性遠位橈尺関節症(へんけいせいえんいとうしゃくかんせつしょう)の可能性があります。また、手首の小指側の骨が出っ張ってきたように感じることもあります。人間の腕の骨は、2本の骨(橈骨と尺骨)でできていて、この2本の骨がクロスすることで手のひらを裏返したり、表にしたりする動きができます。この動きを助ける手首の関節(遠位橈尺関節)に変形が生じると、痛みが現れてしまうのです。
TFCC損傷
スポーツで手を強くつく動作を繰り返したり、転倒して手をついたりした際に、手首の小指側が不安定になったり、痛んだりする場合、TFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)が考えられます。交通事故や、仕事中に起こることもあります。
手首の不安定さを和らげ、痛みを軽減するために、装具を使って手首を安定させることがすすめられることがあります。もし、日常生活に支障が出るほどの場合は、手術が必要になることもあります。
骨折
転んで手をついた後、手首が腫れて痛んだり、指が動かしにくくなったりしたら、骨折している可能性があります。特にご高齢の方が転倒した際に多くみられます。痛みの程度が軽くて腫れが少ない場合でも、痛みがなかなか引かないことがあります。
骨折のずれが少ない場合は、ギプスで固定する方法や、手術で改善していく方法があります。できるだけ骨のずれを元の状態に近づけた方が良いので、麻酔をかけて骨を正しい位置に戻し、その後ギプスで4週間ほど固定することが一般的です。ギプスが取れた後は、取り外しができるサポーターをつけながら、リハビリをして日常生活に戻っていきます。
尺骨突き上げ症候群
スポーツをよくする方や、手首を繰り返し動かす方に起こりやすいのが、尺骨突き上げ症候群(しゃっこつつきあげしょうこうぐん)です。これは、手首の小指側(尺側)に痛みが出る病気で、急に痛みが強くなり、全く手首が動かせなくなることもあります。手首を回すと「カクカク」という音がしたり、手を伸ばしたときに痛みを感じたりすることがあります。
これは、腱が炎症を起こす腱鞘炎の一種と考えられており、腱の周りにステロイドの注射をすることで痛みが改善することがよくあります。また、手首を使う頻度を減らすことで、症状が和らぐことも期待できます。もし、何度か注射をしても痛みが改善しない場合は、手術を検討することもあります。
手首が痛い時にできる対処法は?
手首に痛みを感じたら、まずは病院で診てもらうのが一番です。しかし、すぐに病院に行けない時もありますよね。そんな時に、痛みを少しでも和らげるためにできる対処法をいくつかご紹介します。痛みが続くようであれば、必ずお医者さんに相談してくださいね。
安静にする
手首が痛い時、一番大切なのは安静にすることです。痛みを感じる動作を無理に続けると、炎症が悪化して治りが遅くなってしまう可能性があります。
例えば、重い物を持つ、手首をひねる、キーボードを長時間打つなど、痛みを引き起こすような動きはできるだけ避けるようにしましょう。必要であれば、痛む方の腕を使わないように意識するだけでも、手首にかかる負担を減らせます。
また、就寝中も無意識に手首を曲げたり、変な体勢になったりすることがあります。もし痛みが強い場合は、寝ている間も手首が動かないように、クッションなどで支えるのも良いでしょう。ぜひ試してみてくださいね。
テーピングを行う
痛む手首を少しでも楽にするために、テーピングも有効な方法のひとつです。テーピングは、手首の動きを制限して、痛む部分の負担を減らす手助けをします。
市販されている伸縮性のあるテーピングを使うと良いでしょう。ポイントは、痛みのある部分を包み込むように、少しきつめに巻くことです。ただし、締め付けすぎると血行が悪くなってしまうので、指先の色が変わったり、しびれてきたりしないか注意してくださいね。
手首の痛みを予防する方法は?
手首の痛みは、一度感じるとずっと気になってしまいます。できることなら、痛みが起こる前に予防したいですよね。ここからは、手首への負担を減らし、痛みを予防するための方法をいくつかご紹介します。
長時間の作業を避ける
手首に痛みを感じさせないためには、同じ姿勢での長時間の作業を避けることがとても大切です。パソコン作業やスマートフォンの操作、家事など、日常には手首をよく使う場面がたくさんあります。
理想は、30分に一度など、定期的に休憩を取り、手首を休ませることです。休憩中には、手首を軽く回したり、指を伸ばしたりするストレッチを取り入れるのも良いでしょう。
負担がかかる時はサポーターを着用する
手首に負担がかかるような作業をする時は、サポーターを着用するのもおすすめです。サポーターは、手首を適切に固定し、余計な動きを制限することで、腱や関節にかかる負担を軽減します。
例えば、重い物を持つ時や、手首を繰り返し使うスポーツをする時など、あらかじめ手首に負担がかかることが分かっている場面で使うと効果的です。サポーターが手首の動きをサポートしてくれるので、負担をかけることなく集中できますよ。
手首の痛みにお悩みの方は『匠整体院』にご相談ください!
手首の痛みにお悩みの方は、『匠整骨院』にご相談ください。
当院では、日常生活における負担を減らし、より良いコンディションで毎日を送るためのアドバイスを行っています。
例えば、以下の動作は、体への負担を大きくするため、当院では避けていただくよう推奨しています。
- 膝を直接床につける
- 床中心の生活
- 強い力によるマッサージ
しかし、このような動作は日常生活でついついやってしまうものです。
根本から症状を解決するために、お客様の生活スタイルや症状の状態を詳しくヒアリングして、改善するためのサポートを行っています。
今お悩みの症状を一緒に改善しませんか?ぜひお気軽にご相談ください!
