EMSはパッドをお腹に貼って電気を流すことで筋肉を刺激する機器です。基礎代謝の向上や血行促進などのさまざまな効果が期待できますが、「効果がない」と感じる人もいるようです。この記事では、EMSで期待できる効果や効果なしといわれる理由、使う時の注意点などについて詳しくご紹介します。
EMSとは?
EMSとは、電気で筋肉を刺激する機器のことです。正式には「Electrical Muscle Stimulation(エレクトリカル・マッスル・スティミュレーション)」といい、体にやさしい安全な電気を流すことで筋肉を収縮させ、まるで運動をしているかのような状態をつくり出します。自分で体を動かす必要がないので、運動が苦手な方や時間が取れない方におすすめです。横になっているだけでも筋肉に働きかけられるため、痩身サポートとして気軽に始める方が多くいらっしゃいます。
EMSで期待できる効果は?
EMSは、忙しくて運動する時間がない方や、体を動かすのが苦手な方に特におすすめです。EMSを上手く使うことで、たくさんの嬉しい効果が期待できます。ここでは、EMSで期待できる効果について詳しくご紹介します。
基礎代謝が向上する
基礎代謝が高ければ、普段の生活でも自然とカロリーが消費されやすくなり、太りにくく痩せやすい体に近づいていけます。EMSは、筋肉に刺激を与えることで、この基礎代謝を少しずつ引き上げるといわれています。EMSを行うとじんわりと体が温かくなり、うっすら汗ばむこともあるため、それだけでも「体が働いている」感覚を味わえるはずです。日頃から運動の習慣がない方でも、無理なく代謝を高めていけるのは、大きなメリットです。
運動不足の解消
「運動しなきゃ」と思いながらも、忙しかったり疲れていたりで、なかなか時間が取れない……という方は多いと思います。そんな方にこそおすすめしたいのがEMSです。横になっているだけで筋肉に刺激が伝わり、しっかり動くため、“運動したような状態”をつくることができます。たった20〜30分でも、体がポカポカと温まり、軽く筋肉痛を感じるほどの刺激を受けることも。運動習慣がない方だけでなく、膝や腰に痛みがある方、ご高齢の方など、体を動かすのが難しい方にも取り入れやすい方法です。
血行が促進される
生活の中で「足がむくむ」「体が冷える」と感じることはありませんか?その原因のひとつに、血行不良があります。血液の流れが滞ると、老廃物や余分な水分が溜まりやすくなり、むくみや冷えを引き起こしてしまうのです。
EMSは、血液の流れをスムーズにする効果が期待できます。筋肉を動かすことで体温も上がり、体全体が温まる感覚を得られることもあります。血行がよくなると、見た目だけでなく気分まで軽やかになることも。むくみや冷えにお悩みの方はぜひ試してみてください。
体幹が安定する
姿勢が崩れていると、なんだか疲れやすかったり、肩や腰に負担がかかったりしますよね。こうした不調の根本に関わっているのが、「体幹」です。体幹とは、体の中心にある筋肉、特にインナーマッスルと呼ばれる深い部分の筋肉を指します。EMSは、こうしたインナーマッスルにまで働きかけられるのが大きな特徴です。しっかり刺激を与えることで、体の軸が安定しやすくなり、自然と姿勢も整っていきます。背筋がピンと伸びると、見た目も美しく、気持ちまで前向きになれることも。骨盤のゆがみや猫背が気になる方、バランス感覚に自信がない方にもおすすめです。体の深い部分をしっかり鍛えることで、内側から安定した健康な体を目指すサポートになります。
便通が改善される
便秘に悩む方は意外と多く、食生活を見直したり運動したりしてもなかなか改善しない……ということはよくあります。実は、便通には腸腰筋(ちょうようきん)という深層の筋肉が大きく関わっています。腸腰筋は、腰椎から太ももの内側につながっている筋肉で、姿勢を保ったり、脚を持ち上げたり、便を出す動きにも影響しています。EMSは、この腸腰筋にもアプローチできるため、刺激を加えることで腸の動きが活発になり、便通がスムーズになることがあるのです。運動不足や加齢によって腸腰筋が弱ってくると、便秘や腰痛を引き起こしやすくなります。自分では意識しにくい筋肉だからこそ、EMSで便通を促すことが大切です。
EMSが効果なしっていわれている理由は?
「EMSって本当に効果あるの?」そんな声を聞いたことがあるかもしれません。実はその理由の多くは、「EMSだけで痩せられる」という勘違いが原因です。EMSは脂肪を直接落とすものではなく、あくまで筋肉に働きかけて代謝を上げたり、運動不足を補ったりするサポートのためのアイテムです。だから、食事や生活習慣がそのままだと、思ったような変化を感じにくいことも。しかし、正しく使えば、体が温まりやすくなったり、運動の効率が上がったりと、体づくりに非常に役に立つものです。補助的な存在として考えると、その良さがより感じられるでしょう。
EMSを使うときに注意するポイント
EMSを安心して使うためにはいくつか気をつけておきたいポイントがあります。EMSだけで筋肉をつけることは難しいことや、かぶれや肌荒れに注意しないといけないことを覚えておきましょう。ここでは、EMSを上手に取り入れるために知っておきたい注意点についてご紹介します。
EMSだけで筋肉をつけることは難しい
EMSは、筋肉に電気刺激を与えることで自然に動かしてくれる機器ですが、それだけでしっかりと筋肉が育つかというと、少し難しいところがあります。日常的に運動をしていれば補助的な役割になりますが、EMSだけに頼っていると、思ったほどの筋力アップにはつながらないことがほとんどです。筋肉は、適度な負荷や継続的な刺激によって育っていくものなので、EMSはあくまでサポートとして取り入れながら、ストレッチなどの運動を組み合わせることで、より効果を実感しやすくなります。
かぶれや肌荒れに注意
EMSはお肌に直接パッドを貼って使うものが多いため、使い方によってはかぶれや赤みが出ることがあります。肌が敏感な方や乾燥しやすい季節には注意が必要です。また、出力を強くしすぎると、まれにヒリヒリしたり、水ぶくれができてしまうこともあるので無理はしないようにしましょう。初めて使うときは、肌の様子を見ながらスタートしていきましょう。毎回同じ場所に貼らないようにすることや、使用後にしっかり保湿するのも肌トラブルを防ぐポイントです。
運動を取り入れることで効果を感じやすくなる
EMSだけに頼るよりも、少しでも体を動かす習慣をプラスすることで、効果がぐんと実感しやすくなります。たとえば、ウォーキングやストレッチなどの運動を取り入れるだけでも、筋肉がより刺激されて代謝アップにつながります。また、食事や生活習慣を見直すことも大切なポイントです。「ちょっとだけ頑張る」という意識を積み重ねていくことで、EMSの力がより引き立ち、健康的な体づくりにつながっていきます。
EMSに副作用はある?
EMSは基本的に安全性の高い機器です。体への大きな負担は少なく、医療やリハビリの現場でも使われているほどです。副作用は特にありませんが、使いすぎると体がだるく感じることがあったり、長時間同じ場所にパッドを貼ることで肌が赤くなったりすることもあります。肌が敏感な方は、様子を見ながら使いましょう。
EMSでお困りの方は『匠整体院』にご相談ください!
EMSでお悩みの方は、『匠整骨院』にご相談ください。
当院では、日常生活における負担を減らし、より良いコンディションで毎日を送るためのアドバイスを行っています。
例えば、以下の動作は、体への負担を大きくするため、当院では避けていただくよう推奨しています。
- 膝を直接床につける
- 床中心の生活
- 強い力によるマッサージ
しかし、このような動作は日常生活でついついやってしまうものです。
根本から症状を解決するために、お客様の生活スタイルや症状の状態を詳しくヒアリングして、改善するためのサポートを行っています。
今お悩みの症状を一緒に改善しませんか?ぜひお気軽にご相談ください!
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