左手がしびれることはありませんか?例えば「頭の下に腕を入れて寝ていた」といった心当たりがある場合は、よくあるしびれとして片付けられるかもしれませんが、心当たりもなく突然左手がしびれる場合は脳梗塞や脳出血が疑われることもあります。左手がしびれるというのは一見軽いものに感じるかもしれませんが、体内で大きな病気が進行している可能性もあるのです。異変を感じたらすぐに病院で検査を受けるようにしてくださいね。この記事では、左手がしびれる原因や糖尿病との関係、しびれる時の対処法などについて詳しくご紹介します。
左手がしびれる原因は?
突然左手のしびれを感じることはありませんか?疲れや一時的な血行不良が原因のこともありますが、なかには神経や脳、内科的な病気が関係していることも考えられます。脳梗塞や脳出血といった命に関わる大きな病気も、実は左手がしびれることによって発症していることがわかった、なんて方もいらっしゃいます。しびれ方や症状の出る場所によって、考えられる原因はさまざまです。放っておかずに対処していきましょう。まずは、左手がしびれる原因について詳しくご紹介します。
脳梗塞や脳出血
突然左手がしびれた場合、脳梗塞や脳出血などの脳のトラブルが原因と考えられます。脳の血管が詰まったり破れたりすると、脳細胞がダメージを受けてしまい、体の片側にしびれが出るのです。
以下の症状が併発している場合はすぐに病院に相談しましょう。
- 顔や手足が同時にしびれる
- 言葉が出にくい
- めまい
- 意識がぼんやりする
たとえしびれが数分で治まっても、脳梗塞の前触れである可能性もあるため、油断せず早めの検査が大切です。脳神経外科や脳神経内科、神経内科などの、脳や神経を専門とする科に相談しましょう。
末梢神経が圧迫される病気
左手のしびれは、神経が途中で圧迫される病気が関連して起こることもあります。例えば、手首の神経が圧迫される手根管症候群では、親指から薬指の一部にかけてしびれが出ることがあります。首と胸の間で神経が圧迫される胸郭出口症候群や、肘の部分で神経が圧迫される肘部管症候群も、原因のひとつです。それぞれしびれが出る場所や特徴が異なるので、症状に気付いたら、早めに専門医に相談してみてください。
頚椎椎間板ヘルニア
首の骨(頚椎)にトラブルがあると、左手にしびれが出ることがあります。頚椎椎間板ヘルニアでは、加齢や負担によって背骨の間のクッションが飛び出し、神経を圧迫してしまいます。しびれの範囲は一定していて、親指側や小指側など、場所によって違いが出ます。また、細かい作業がやりにくくなる、首や肩に痛みが出るなど、ほかの症状を伴うことも。放置すると悪化するため、絶対に放置はしないようにしましょう。
内科疾患
糖尿病や甲状腺の病気など、体の中の病気が原因で左手にしびれが出ることもあります。これらの病気では、手足の末端の神経に障害が起こり、じわじわとしびれが広がることが特徴です。血液検査で調べることができるので、体調の変化に気づいたら内科に相談してみましょう。すでに糖尿病や甲状腺疾患を発症されている方は、主治医に相談して、しびれの原因を確かめることが大切です。
左手のしびれは糖尿病の可能性がある?
左手のしびれは、糖尿病が関係していることもあります。糖尿病では、血糖値が高い状態が続くことで、神経の中にソルビトールという物質がたまり、末梢神経がダメージを受けやすくなります。さらに、動脈硬化が進むと血流が悪くなり、神経に必要な酸素や栄養が届きにくくなることも、しびれの原因として考えられます。指先や手足の末端からジワジワとしたしびれが広がる場合は特に注意が必要です。気になる症状があるときは、放置せずに血糖値のチェックや内科での相談をおすすめします。
左手がしびれる時の対処法は?
左手のしびれを感じたら、まずは体を休めて病院に相談することが大切です。その後、大きな異常がない場合は、市販薬を使ったり、マッサージやストレッチによって血流を促したりすることもおすすめです。仮に症状が続く場合は自己判断せずに病院に相談しましょう。しびれの原因は一人ひとり違うため、早めに専門医に相談することも大事な対処法のひとつです。
市販薬
左手のしびれが気になる時、市販薬で一時的に症状が軽くなることもあります。ビタミンB1やB12といった神経に必要な成分を含むビタミン剤や、血流を良くするビタミンE入りの薬、体質に合わせた漢方薬などがおすすめです。ただ、どの薬が合うかはしびれの原因によって変わるため、薬剤師さんに相談して選んでくださいね。もし薬を飲み続けても症状が良くならない場合は、病気が隠れているかもしれません。無理せずに、早めに病院で相談することをおすすめします。
マッサージやストレッチ
しびれを感じたら、血流をよくするケアも効果的です。例えば、蒸しタオルで手や腕を温めたり、マッサージするだけでも、血のめぐりが良くなって楽になることがあります。また、手のひらを開いたり閉じたり、軽いストレッチやウォーキングを取り入れるのもおすすめです。もっと頑張れる方は、ウォーキングなどの軽い運動を積極的に取り入れて、体を温める習慣を持つとバッチリです。血流が良くなるのはもちろん、健康意識が高まるため、さまざまな病気の予防をすることができます。とはいえ無理はせず、自分の体調に合わせて心地良く続けることを大切にしてくださいね。体を温めながら、リラックスして取り組み、改善を目指していきましょう。
緊急性の高い左手のしびれは?
先にご紹介したように、左手のしびれの中には大きな病気が隠れている可能性が考えられます。そのため、しびれ方によってはすぐに病院で診てもらった方が良いケースがあります。顔や足にも同時にしびれが出る、動きにくさを感じる、言葉が出にくいといった症状を伴うときは非常に注意が必要です。体の変化を見逃さないように、ここでご紹介する内容をチェックしてみてくださいね。
スマホやパソコンを触るとしびれを感じる
スマホやパソコンを使ったあとに左手のしびれを感じる場合、手首や首に大きな負担がかかっていると考えられます。手根管症候群では、長時間の手首の酷使でしびれが悪化しやすいとされています。また、首を後ろにそらした時にしびれが強くなるなら頚椎症、腕を頭上に上げて楽になるなら胸郭出口症候群の可能性も。どんな動きでしびれが変わるか気にしてみると、原因がわかるかもしれません。ただし、違和感が続くときは、早めに専門医に相談してくださいね。
指が痺れている
左手の指先にしびれを感じたら、どの指がしびれているかをチェックしてみましょう。親指から中指にかけてなら、手根管症候群の可能性があります。薬指をなぞってみて、中指側だけしびれているなら、さらにその疑いが強まります。両手の親指の付け根(母指球筋)を比べて、片方だけ筋肉が痩せている場合も注意してください。病気が進行している可能性があります。しびれに気づいたら、無理せず病院に相談しましょう。
手の甲がしびれている
手の甲にしびれを感じるときは、橈骨神経麻痺(とうこつしんけいまひ)が原因かもしれません。腕枕をして寝たあとに手がじんじんしびれたり、力が入りにくくなった経験はありませんか?これは、腕から手の甲にかけて伸びる橈骨神経が、一時的に圧迫されることで起こるものです。重症になってしまうと、手首が力なく垂れ下がってしまう下垂手(かすいしゅ)と呼ばれる状態になることもありますが、ほとんどの場合はリハビリや時間の経過とともに回復していきます。しかし、手全体にしびれが広がったり、片側だけにしびれが強く出る場合は注意してください。頚椎症や胸郭出口症候群、さらには脳卒中など、重大な病気が隠れている可能性も考えられます。
左手のしびれでお悩みの方は『匠整体院』にご相談ください!
左手のしびれでお悩みの方は、『匠整骨院』にご相談ください。
当院では、日常生活における負担を減らし、より良いコンディションで毎日を送るためのアドバイスを行っています。
例えば、以下の動作は、体への負担を大きくするため、当院では避けていただくよう推奨しています。
- 膝を直接床につける
- 床中心の生活
- 強い力によるマッサージ
しかし、このような動作は日常生活でついついやってしまうものです。
根本から症状を解決するために、お客様の生活スタイルや症状の状態を詳しくヒアリングして、改善するためのサポートを行っています。
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